こんにちは。早いもので6月も終わりを告げようとしている頃です。今月の1日から、いよいよ就活生としてのスタートを切りました。今は出口の光が見えない、長く暗いトンネルの中を歩いているような感覚です。その光を見つけられるか否かは、自分の行動次第なので、必死に足掻いていきたいと思います。

さて、先週23日のゼミは東京都総務局行政部 多摩振興担当の方々にお越しいただき、グループディスカッションを行いました。テーマは、コロナ禍における多摩地域の魅力・課題点について考えたうえで、今後の多摩振興に向けた方向性について、私たちゼミ生の観点から提案するといったものでした。私自身、住まいが小田原の方なので、多摩地域のことは全く知りませんでした。初めて多摩大に来た時に多摩大周辺を歩き、思ったことは、とにかく住宅街だな…という所感でした。ですが、ながしまゼミでの活動を経験していく中で、多摩地域への理解を深めていくとともに、印象も大きく変わっていきました。

まず、優れた技術を持ち、かつニッチな分野に特化している企業が多く存在している。これは非常に大きな魅力だと感じました。非常に稀有な業種、地域への根付き…。多摩地域に存在する中小企業は、これらの要素が濃いなと思います。他のゼミ生からは、「閑静な街並みが広がっていて、自然豊かで治安が良い」であったり、「都心へのアクセスが良い場所に位置している」「学校が多い」などの意見が出ました。個人的に閑静で自然豊かな多摩地域は、住みやすさはという点において、非常に高評価なのかなと思います。

逆に課題点として出たのが、「保育所が少ない」といった意見でした。これは確かにな、と私も共感しました。多摩地域の概況を事前に調べていた中で、少子高齢化や人口減少といった社会課題が顕著に表れているな…と感じていました。その要因として保育所などの児童の教育を行う施設が少ないという課題点が、ディスカッションの中で浮き彫りになり、解決が必要になると考えました。他には、「多摩地域の知名度が低いのでは」といった意見も見受けられました。

これらを踏まえ、コロナ禍で多摩振興のために何ができるか考えた中で、情報発信をしていくべきではという結論に至りました。コロナ禍という未曽有の事態がもたらしたのは、デメリットだけでなく、デジタル技術を発展させ、デジタル化をより進んだというメリットもあります。だからこそ、その技術力を活かしていき、多摩地域の魅力を発信していくということが今後の多摩振興のために、社会課題の解決のために重要になってくると思いました。

今回、このように議論を交わし、インプット・アウトプットを行ったことで改めて多摩地域への理解を深めることができたと思います。また、地域課題の解決のために皆と意見を出し合うことの面白さややりがいを実感し、充実したグループディスカッションにすることができました。

写真:国分寺市 窪東公園にて撮影。自然が非常に豊かです。