多摩大学兼ながしまゼミに所属する2年の名古翼です。今回が、最初の寄稿となるので、温かい目で見守っていただけると幸いです😁。
さて、今回は、ゼミ活動の一環として地域産業研究をしているので、僕の研究テーマである、【米軍基地と相模原】について書きたいと思います。
相模原市内には日米安全保障条約とそれに基づく日米地位協定により、キャンプ座間、相模総合補給廠及び相模原住宅地区の3つの米軍基地が所在しています。その面積はなんと!428.6ヘクタールにも及ぶそうです。東京ドームの広さは、およそ 4.7ヘクタールだという事を鑑みると、その大きさがわかります。
また、相模原市だけでなく、近隣の座間市や厚木市にも米軍関連施設があり、航空機などによる騒音対策についても問題となっています。とりわけ昭和30年代初めごろから厚木基地にジェット機が飛来するようになって以降、騒音が大きな問題となっているそうです。
現在、厚木基地の航空機騒音規制については1963(昭和38)年に合意、1969(昭和44)年に一部改正した日米合意によって午後10時から午前6時まで飛行活動は禁止、日曜日の訓練飛行は「最小限にとどめる」とされています。
しかし、この合意には「運用上の必要に応じ、緊要と認められる場合」は例外とされており、厳密には、規制が守られているとはいい難い状況です。2015(平成27)年4月1日から12月31日までで70デシベル以上を1万3151回(うち100デシベル以上は280回)記録し、苦情は665件にのぼっています。具体的な症状として、「夜勤明けだが騒音で眠れない」「具合が悪くて家で休養しているが、これでは逆に悪化してしまう」といったものが挙がっていました。
僕はそこから、市民が要望などを継続的に行い、また、騒音測定の結果や市民の声を基に、自治体が国に働きかけて市民の不公平感解消に努める必要があると強く感じました。また、早期かつ確実に実現して、市民の不平等を解決できるように働きかけると同時に、行政の手腕に期待したいと感じました。
参考文献
・相模原市に所在する米軍基地の概要https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/beigun_kichi/1005624.htm
・航空機騒音問題
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