神奈川県横浜市港北区菊名に本社を構える有限会社結城商事運送を訪問しました。今回は、多摩学Ⅱという授業の一環で現地から大学で受講している人にリアルタイムで中継をつなぎ、結城恵美代表取締役に業界の現状や結城商事運送の歴史・現状をお話して頂きました。私は、そのスタッフとして長島先生から直メッセージがあり担当しました😁。


 結城代表取締役はお父様から会社を受け継いだ2代目の代表取締役で、その前までは幼稚園の先生をしていたそうです。「幼稚園の先生をしていて全く経営の知識がないのに、どのようにして経営の知識などを身につけたのか」と疑問に思いました。

結城社長からは、「経営の本を読みあさり、あとは従業員の力を借り、従業員としっかりコミュニケーションをとって、和(チームで和んだ雰囲気)でやっていくことが大切」と。結城社長のお話を伺い、経営者に必要なことは経営の知識だけではく、人と人との関係の方が大切であると感じました。また、企業にとってお客様はもちろん大切ですが、それと同じくらい、それ以上に従業員との関係が大切であると凄く感じました。


 今の運送業界としては、なんと言っても人手不足が深刻であるというお話でした。私的には、待遇や働く環境をもっと「魅力的に」世間にアピールする事が大切だと感じました。今回も授業の中で、少し前の時代ではブラックな運送業界のイメージを持つ学生が多くいることが質問などから分かりました。しかし、結城商事運送では自社のルールなどを設け、徹底的に管理することで素晴らしい労働環境を提供しています。学生だけでなく世間の人にも、進化している運送業界をもっとアピールし、さらに魅力度を上げていくことが人手不足解消の一番の近道であると思いました。