2024/8/6

こんにちは。ながしまゼミ4年の入澤です。今回は、秋留台高校の皆さんを対象に実施した「多摩大学高大連携大学見学会」の一環として行った高校生のゼミ体験プログラムの一部である、まちづくりのワークショップについてお話しします。ワークショップの経緯や、準備については、チームメンバーの加川が1つ前のブログで触れているため、私のブログでは割愛させていただきますが、こちら と合わせて読んでいただけると幸いです。

私の方では、ワークショップの反省点について詳しく話していきたいと思います。

1つ目の反省点は、パッケージ化するための企画を考えることが出来なかった点です。今回のワークショップを考える上でのチームの目標として、「パッケージ化出来るゲーム」を考えるというのがありました。そうして試行錯誤していたのですが、コンセプト・難易度のバランス調整が上手くできませんでした。今回は「地域の特色を活かしたまちづくり」に取り組んでもらうことをコンセプトに、当初はそれを意識させるため、地域課題や名産品による制限を設けようとしていましたが、そうするとかなり高難易度になってしまい、25分間で高校生が考えるには厳しいものがありました。一方で制限をなくすとコンセプトとは少しずれたワークショップになってしまうため、その絶妙なラインの見極めがとても難しく、最終的には「名産品」と「実際のフロアマップを用いた店舗のサイズ」という2つの制限を設けました。しかし、実際にワークショップを行った際には、その制限が仇となり高校生らしい自由な発想を引き出すことが出来ませんでした。パッケージ化するにあたり「自由」と「学び」のバランスは今後も考えていきたいと思います。

2つ目は、ファシリテーションです。今回ファシリテーターを行うにあたって意識していた点として、誘導ではなくきっかけを与えるようなファシリテーションを心掛けていました。そのため、生徒の意見を踏まえてアイデア出しのきっかけとなる要素をちりばめることを意識したのですが、ワークショップの内容が難しく、意見自体あまり出なかったため、私対生徒での会話が多くグループでの話し合いに繋げることが出来ませんでした。

以上の2点はこれまで意識的に取り組めていない部分であったため、卒業までの課題としてホームゼミ、プロジェクトを通じて積極的に挑戦したいと思います。