2025/5/1

こんにちは。5期生の宅間です。

新学年が始まり、早くも1ヶ月が経ちました。私は3年生になり、最近は就職活動について考える日々が続いています。

さて、今回は「かばん持ち」として、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社を訪問させていただきました。本社は高層ビルで、正面入口から入ってロビーに集合する予定でしたが、少し躊躇してしまいました。こうした経験からも、もっと行動力を身につけたいと感じました。

訪問の目的は、長島教授が同社に対し「次世代事業開発人材育成プログラム(NGP)」への参加をお願いするプレゼンテーションでした。このプログラムは、講義形式や企業見学を通じて、実際に企業の新たな事業を創出し、持続可能な経営を目指すという取り組みです。

同席させていただく中で私が強く感じたのは、「プレゼンテーション力」の重要性です。

教授のプレゼンを聞くことで、初めての内容でもしっかりと理解することができ、自分なりに考えながら話を聞くことができました。

これまでの「かばん持ち」では、事前に教授から内容説明を受けてから企業を訪問していました。その際は、難しい言葉が多く、内容を十分に理解できないまま、雰囲気だけで参加していたことを思い出します。

しかし今回は、訪問先の企業の方々も企画の詳細を初めて聞くという状況で、私も同じ立場でプレゼンを拝聴しました。

教授の話が進むにつれ、「企業がどのような立場でこの取り組みに参加すべきか」「なぜ教授がこの話を伝えに来たのか」など、自分の頭で考えながら聞くことができました。私の理解力が少しずつ成長しているのかもしれませんが、それ以上に教授のプレゼン力の高さを実感しました。

何かを人に伝える際には、話が長くなりすぎると聞き手が疲れてしまい、大切な内容が伝わりにくくなることがあります。さらに、私のように事前知識がない状態で話を聞く人もいることを想定し、相手の理解度に合わせて情報を伝えることが、効果的なプレゼンには必要だと感じました。

私自身は、緊張してしまい話すことで精一杯になりがちなので、今後はプレゼンテーション力をさらに高めていきたいと思いました。

プレゼン終了後には、企業の方から質問をいただくだけでなく、企業独自の人材育成の取り組みについてもお話しいただきました。印象的だったのは、人材を「財産」として捉える意味で「人財育成」と表現されていたことです。

これまで私がイメージしていた人材育成は、企業内で完結する「座学から実践」へのステップでした。しかし、あいおいニッセイ同和損保では外部機関との連携も行い、社員が資格を活かしてさらに成長できる仕組みがあることを知り、自分の中の人材育成のイメージが大きく変わりました。

現在、私は3年生として就職活動に向き合う時期を迎えています。今回の訪問で感じた「行動力」や「プレゼン力」は、就職活動においても必要不可欠なスキルだと思います。ゼミでのプロジェクト活動は、これらの力を実践的に高めることができる場だと改めて感じました。就職活動と並行しながら、引き続きゼミ活動にも力を入れて取り組んでいきたいです。