本格的ではないですが一年生も入ってきて、よりながしまゼミに活気が湧いてきました。ながしまゼミではメンター制度というものを取り入れて、私にも担当の一年生が付き、先輩として後輩をサポートしつつ今まで以上にゼミ活動に力を入れていこうと意気込んでいます。

そんな中、先生のカバン持ちのなかで気になる物を見つけました。ある私立高校にヒアリングに行くというものです。内容としては、学生がなかなか社会を知る機会がなく、大学選びや就職が大変なのでそれをどうにか解決したい、というものでした。

私は多摩大学で教職を取っているので興味をそそられました。また、ゼミの中で高校と関われることはなかなか少ないので、これは私にとってとてもいい体験になると思い、参加させていただくことになりました。

実際、学校にお邪魔して、お話をさせて頂きましたが、やはり高校生に社会について知ってもらうというものはなかなか難しい現状がありました。

普段、生徒に豊富な知識で勉学を教えている先生方ですが、社会の事となると教えれることがとても少ないことが何よりの問題点でした。大学を出てすぐに教師という職業に就くのが多い先生方ですので、そもそも社会を知る機会があまりありません。学校側としていろいろと対策しているものもありますが、やはり限度があります。決してそれは誰を責めるでもなく仕方のないことです。

かといって生徒を社会に送り出す高校という場所において、それをそのままにしておくわけにはいきません。

以前、ながしまゼミで「高大生のためのオンライン会社見学会」という企画をしました。企業に訪問し、その様子をzoomで配信するというものです。

そこでこれを、もっと高校生に視点を向けたものにして行うと、いい刺激になるのではなかとなりました。そのなかで、社員の中でも高校生と年の近い若手の方に詳しくお話を伺ったり、高校生に向けて私たち大学生から見た会社を話したりと、さまざまな案が出ました。

高校生に向けて行うということは、学校のシラバスの中に組み込まれるということです。とても大変な企画になると思いますが、大きく自分の成長につながるものなので、真剣に取り組んでより良いものにしていこうと思いました。