ながしまゼミ4期生一年の大久保です。

今回は、都立町田総合高等学校さん<以下町総さん>の《探究の時間》の授業を、学生ファシリテーターとして参加させていただきました。

【参加した活動の全体の説明】

《探究の時間》とは大学・企業・NPO等と連携し様々な探究活動を行い、探究する力・主体性・協調性・コミュニケーション能力を高める活動です。

授業への参加にあたり、NPO法人のリトリトさんに参加し学生ファシリテーターと町総さんとの連携をしていただきました。リトリトさんから派遣された学生ファシリテーターがそれぞれ任命されたブースを担当。私は 町田市役所の市民生活安全課さん のブースを約二カ月間、計6回の授業を担当させていただきました。(学校側からは、学生ファシリテーターの役回りは、大学生という先生より近い立ち位置で経験や知識を教えることで生徒に刺激を与えてほしいとのことでした。)

私の担当ブースの授業内容は、町田市役所の市民生活安全課さん<以下主管課さん>を招き、 自転車の交通ルールについて改めて学び、授業全体を通して、高校生が自転車のルールを守れるようなポスターを作成しようというものでした。

学校側は探究の時間での成績を付ける必要があるため、授業での制作物や学びをPowerPoint<以下パワポ>でまとめさせ、最後の授業時間で発表する形式で評価しました。そのため生徒は制作物として、主管課さんから要求されている作品作り(ポスターや企画書)とパワポの作成も行いました。

学生ファシリテーターは毎回、授業前にリトリトさんの代表の広田さんと、授業に参加する学生ファシリテーターで授業内容の確認、主管課さんと担当の先生(各ブースに一人)と授業の打ち合わせを行い、授業後には広田さんと参加した学生ファシリテーターに、町総さんの学年主任の星野先生も交え、各ブースの授業の進行度と今後について話し合いました。その際には学生ファシリテーター、一人一人から報告を行いました。また、 授業の二日前の夜にはZOOMで、広田さん、星野先生、 次回の授業に参加する学生ファシリテーターで授業の打ち合わせや意見交換などを行いました。

【反省点】

・生徒に与えれるべき知識であるパソコンの使い方や、パワポの扱い方がまだ自分自身理解しきれていない点があり、教えることに時間がかかってしまうことがあった。

・大学生で学んだ知識や経験、生徒が必要としていたイメージを自分なりに想像し共有することができた。

・授業後の報告会や事前の研修会で、自分の意見を相手に伝えることが十分にできていないと感じる。相手が理解できていないと感じることがある。

・大勢の人前で話すのに慣れていないため、すらすらと言葉が出てこない。

・自分なりの気づきや発見は素早く対応することができると自分の強みを知ることができた。

・人にものを教えるにはまず、自分がちゃんと理解していないといけないと改めて感じさせられた。

【これから】

自分の意見を相手が理解できるよう伝えるために、言葉を学び語彙力を身につける。そして、言葉を使う機会を増やす。そのためのトレーニングに、本や新聞を読み日記やブログを日常的に書いていこうと思います。

【全体を通して】

今、自分に足りていない力は何か、強みは何かを学ぶことができ、今後取り組むべき課題点を明確にすることができました。町総さんでの授業やリトリトさんとの関わり、長島先生からの教えとこのブログ。約二カ月間という短い時間の中で、これだけ多くの経験値を得られたこと、私の今後の視野や行動に大きく影響を与えるきっかけとなり、参加して良かったと思いました。